Audacityの使い方:ダウンロード、録音・音量調整、ノイズ除去、MP3書き出し、CDへの焼き方
様々なプラットフォームに対応し、高性能で素晴らしい録音・音声編集フリーソフトで、大勢の方々に愛用されている。機能が非常に豊富で、Audacityを初めて使う人にとっては、ちょっと難しいかも。
そこで今回は、Audacityの使い方:Audacityダウンロード・保存、Audacityノイズ除去、Audacityで音声ファイルをCDに焼く方法などを紹介する。それで、初心者でもすぐに使いこなせ、順調的に音声ファイルを編集できる。
Audacityの使い方:Audacityをダウンロード・インストールする方法
Audacity Mac版のダウンロード先↓
http://www.audacityteam.org/download/mac/
Audacity GNU/Linux版のダウンロード先↓
http://www.audacityteam.org/download/linux/
Audacity Windows版のダウンロード先↓
https://zh.osdn.net/projects/audacity/
Audacityは様々なプラットフォームに対応し、こちらでは、Windows版のAudacityの使い方:Audacityダウンロード・インストール方法を紹介する。参考にしてみてください。
Step1:https://zh.osdn.net/projects/audacity/ にアクセスし、Audacityインストーラのaudacity-win-X.X.X.exeをダウンロード保存する。
Step2:Audacityインストーラファイルを開き、ダブルクリックし、「セットアップに使用する言語の選択」画面が表示され、「日本語」と選んで、「OK」とクリックする。
Step2:Audacityインストーラファイルを開き、ダブルクリックし、「セットアップに使用する言語の選択」画面が表示され、「日本語」と選んで、「OK」とクリックする。
Step4:Audacityインストールが完了したら、Audacityを立ち上げ、「Audacityへようこそ」画面が表示される。それ以降に表示させたくない場合は、左下の「このメッセージを次回からは開始時に表示しない」にチェックを入れて「OK」ボタンをクリックして閉じる。
Audacityの使い方|Audacityで音声を録音する方法
Audacity インストールが無事に完了したら、Audacityを使って、音声を録音する方法をご紹介する。Audacity を使って録音する前、設定を確認しておく。
Audacityメニューから「編集/設定」を選びAudacityの設定を開く。Audacity設定画面が表示される。普通はデフォルト設定のままで良い、下記の三つタブの設定を要チェックしておく。
オーディオI/Oタブ:デフォルト設定のままで良いが、チャンネルを2(ステレオ)に設定した方がいい。
クオリティータブ:既定サンプルレートを48000 Hzに設定し、既定サンプルフォーマットを16bitに設定する。
ファイルフォーマットタブ:「非圧縮書き出しフォーマット」ではWAV(Microsoft 16bit PCM)を設定する。
Audacity設定が確認した後、下記ではAudacityを使って、録音を始める。
Step1:メニューバーから「○」マーク模様( )のアイコンをクリックし、Audacity録音が始まる。
Step2:「□」マーク模様( )のアイコンをクリックし、Audacity録音が停止する。
Step3:ツールバーから「ファイル(F)」⇒「別名で書き出し(E)WAV…」とクリックする。
Step4:ファイル保存ダイアログが開き、任意の場所へファイル(WAV形式のファイル)を保存できる。
Audacityの使い方|Audacityで音量を調整する方法
Audacity録音が完了したら、音量が小さくて、音量(ボリューム)を上げたい人はいるだろう。以下では、Audacity音量調整方法を紹介し、参考にしてみてください。
Audacity音量調整方法@:コンプレサー
Step1:Audacityを起動し、音量を調整したい音声ファイルをAudacityに読み込ませる。
Step2:Audacityツールバーから「エフェクト」⇒「コンプレサー・・・」とクリックする。
Step3:コンプレサー画面が表示され、パラメーターはデフォルト設定のままで、「OK」をクリックする。圧縮処理が始まる。
Step4:処理が完了したら、音声ファイルを保存すればOK。
だが、このAudacity音量調整方法は効率が良いだが、音質が悪くなる可能性があり、実行する前、よく考えてください。
Audacity音量調整方法A:正規化
Step1:Audacityを起動し、ツールバーから「エフェクト(C)」⇒「正規化…」とクリックする。
Step2:「正規化」画面が表示され、「最大振幅を正規化します:〜〜dB」の値を-1.0のままでもいい、又は-2.0に変更するのもOK。
Step3:「最大振幅を正規化します:〜〜dB」の値を確認したら、「OK」ボタンをクリックする。
Audacity音量調整方法B:エンベロープツール
Step1:Audacityを起動し、音量を調整したい音声ファイルをAudacityに読み込ませる。
Step2:Audacityメニューから マーク模様のアイコンをクリックし、「エンベロープツール」が有効状態になる。それで、読み込んだ音声ファイルの波形を自由に調整することが可能。
Step3:波形をドラッグして調整でき、「一部分だけ音量を大きくしたい!一部分だけ音量を小さくしたい」といった場合は、エンベロープツールを使った方がいい。
Audacity音量調整方法C:レベラー
Step1:Audacityを起動し、音量を調整したい音声ファイルをAudacityに読み込ませる。
Step2:Audacityインターフェースの左側にあるトラックバーから「Stereo,44100HZ 32Bit浮動小数点」をクリックし、トラック全体を選択した状態にする。
Step3:Audacityメニューから「エフェクト」⇒「レベラー」をクリックする。
Step4:「レベラー」画面が表示され、「レベラー調整の度合」を最も強くに設定したら、限界近くまで音量が上げられる。普通は、「そこそこ」を設定すればOK。
Step5:確認が完了したら、音声ファイルを保存すればOK。
Audacityの使い方|Audacityでノイズ除去をする方法
「Audacityでノイズ除去をする方法」、「Audacity音声のサーっていう雑音、ノイズを取り除く方法」「Audacityでホワイトノイズ除去をやる方法」などに関する質問が多い。以下では、Audacityでノイズ除去をする方法についてご紹介する。
Audacityノイズ除去前、ノイズ除去のパラメーターを設定しておく
ノイズの除去(dB)(N):このAudacityノイズ除去のパラメーター値を高く設定すると、先ほど取得したノイズが大きく削られる。値を低く設定すればあまり削られない。
感動(s):このAudacityノイズ除去のパラメーター値を高く設定すると、先ほど取得したノイズに近い音が削られる。一般的に、ノイズが小さい場合は感動(s)の値を4〜8程度に設定した方がいい。
周波数平滑化(バンド)(F):普通の場合は、このAudacityノイズ除去のパラメーター値を0に設定する。上記の二つの項目を上げまくってもノイズが消えない場合は、これをあげてみる。
Step1:Audacityを起動し、インターフェースにノイズを除去したい音声ファイル(WAV/FLAC/Ogg Vorbis/MP3ファイル)をドラッグ&ドロップする。
Step2:ノイズを除去したい音声ファイルがソフトウェアに読み込んだら、波形のような線が表示される。そして、操作をしやすいように赤丸部分の拡大ボタン をクリックする。それで、音声の波形が拡大される。
Step3:波形が拡大されたら、音声のノイズ部分を選択する。マウスを押しながら移動させることで音声の範囲が選ばれる。ノイズ部分は波がない部分で、直線に近くなっている部分である。波が大きい所は大きい音が鳴っている所で、その他の所がバックでずっと流れている音はノイズである。
Step4:メニューバーの右上の「エフェクト」欄から「ノイズの除去」を選択する。
Step5:「ノイズ除去」の項目をクリックすると、「ノイズの除去」といったポップアップ画面が表示され、「ノイズプロファイルの取得(G)」とクリックする。先ほど選択した部分の音声がノイズと認識され、この部分の音声を元に、音声全体のどういう音がノイズなのかをAudacityが取得する。
Audacityの使い方|Audacityで音声ファイルをMP3に書き出す方法
MP3は、データ圧縮の規格やそれに基づいて作成されたファイルのフォーマットで、汎用性が広く、高い圧縮率を実現できる。だから、録音した音声ファイルをMP3に変換する人は多い。だが、Audacity自体にはMP3書き出し機能を持っていなく、Audacity MP3に書き出したいのなら、lame_enc.dllといったツールを使う必要がある。以下では、Audacityで音声ファイルをMP3に書き出す方法を紹介する。
Step1:Audacityを起動し、変換したい音声ファイルをソフトウェアに読み込ませる。
Step2:Audacityのメニューバーから「ファイル」⇒「書き出し」と選択する。
Step3:ファイルの種類を「MP3ファイル」に設定し、品質を「標準,170-210kbps」、「極端, 220-260kbps」を選択する。その他の項目は変更しなくてもいい。確認したら、「保存」ボタンをクリックする。
Step4:「Lameの場所を設定」といった画面が現れ、「ダウンロード」をクリックし、ポップアップされるブラウザから「LAME download page」を選択し、OSによって「Windows / macOS」をダウンロードしてください。
Step5:ダウンロードしたZIPを解凍し、解凍されたフォルダを開き、「lame_enc.dll」を見つけ、このファイルを[..Program Files (x86)/Audacity]の中に放り込む。
Step6:先ほどのAudacityの画面(Step4の「Lameの場所を設定」画面)に戻り、「ブラウズ」を選択し、[..Program Files (x86)/Audacity]の中に放り込まれた「lame_enc.dll」を見つけ選択して「開く(O)」ボタンをクリックする。
Step7:Step4の「Lameの場所を設定」画面に戻り、「OK」とクリックすればOK。そして、「メタデータを編集」といった画面が表示され、「OK」とクリックする。上記の作業が終わったら、Audacity MP3に書き出せる。
Audacityの使い方|Audacityで音声ファイルをカットする方法
録音した音声ファイルを着信音に設定したくて、ファイルから要らない部分をカットする必要がある。Audacityを使えば実現できる。音声編集ソフトウェアで、手元の音声ファイルから要らない部分をカット・結合できる。
Step1:カットしたい音声ファイルをAudacityにドラッグ&ドロップする。メニューバーから「三角模様の再生ボタン」ボタン()をクリックし、手元の音声ファイルを再生し、不要な部分がどこからどこまでに終わるかをチェックしてみる。
Step2:カットしたい部分が決まったら、マウスでドラッグして「選択範囲」で指定する。鋏のようなアイコン()を選択した状態ではないと、カット範囲を選択することはできない。
Step3:ツールバーから「編集」⇒「カット」をクリックする、又はキーボードのDelキーを押せば不要な部分が削除できる。
Step4:要らない部分をカット(削除)したら、ツールバーから「ファイル」メニュー⇒「MP3ファイルの書き出し」を選択すれば作業が完了。
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Audacityの使い方|Audacityで音声ファイルをCDに焼く方法をご紹介
Audacityを使って、音声ファイルからノイズを除去し、要らない部分を切り取り、音量を調整した後、CDに焼きたい人は少なくないだろう。もしそうでしたら、下記の操作手順を参考にしながら、やってみてください。
Step1:Audacityウィンドウの左下にあるプロジェクトのサンプリング周波数を44100Hzに設定しておく。
Step2:設定のファイルフォーマットタブに行き、「非圧縮書き出し形式」ドロップダウンメニューからWAV (Microsoft 16-bit PCM)またはAIFF (Apple/SGI 16-bit PCM) (Audacity 1.3.3以降ではこのステップを飛ばす)と選択する。
Step3:プロジェクトがステレオトラックを含んでいない場合、プロジェクト⇒新しいステレオトラック (Audacity1.3.2以降では トラック⇒ 新しく追加... ⇒ ステレオトラック) によりAudacityが録音したものをステレオで書き出すようにしてください。このステップはiTunesでCDを焼く場合は不要かもしれない。)
Step4:ファイル⇒書き出し... ⇒WAV、またはファイル⇒書き出し…AIFFを選び録音されたものをオーディオファイルに書き出してください。(Audacity1.3.3以降では、ファイル⇒書き出し... の後“ファイルの書き出し”ダイアログの中でWAVまたはAIFFを選んでください)
Step5:CD書き込みフリーソフトウェア (例えばburn4free、iTunes、Nero、CD Manipulator、DeepBurnerなど)を使ってAudacity CDに焼く作業が始まる。
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